【節約術公開!】1,000万円安く建てる方法!?
「安くていい家を建てる!」
「1円でも安く。でも、いい家を建てたい。」
「どうすれば、いい家を安く建てられるんだろう。」
そう考える人は少なくないでしょう。
では、実際に安くていい家を建てることは可能なのでしょうか?
もちろん、可能です!
といっても単に「ローコストメーカーで建てましょう」では、解決策にはなりません。
これからお伝えする情報は、「安い」といっても「うちは"999万円の家"で建てる」とか「うちは1000万円しか予算がない」というかたは対象にはしていませんので、そのような方にはきっと参考にはなりません。
あくまで、大手住宅メーカーのような家を基準に
家の質を落とさず 1000万円コストダウンする
という観点で考えていきたいと思います。
おもに次の点を考えます。
- 家のデザインで費用を抑える
- 造作家具で価格を抑える
- 自分で買えるものは自分で購入する
- 諸費用で費用を抑える
- 住宅会社の選び方
- [番外編]ランニングコストを減らす!?
ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
1.家のデザインを考える
SUUMOの統計によると、「家のデザイン人気ランキング」は次のようになっています。
- ナチュラル・・・自然素材を使った内装
- モダン・・・ダークな床と白い壁などスタイリッシュに
- 和モダン・・・壁に珪藻土や和紙クロス、障子に格子
- カントリー・・・言わずと知れたカントリーテイストの家
- クラシック・・・エレガントな装飾をほどこすテイスト
- インダストリアル・・・ニューヨークのオフィスを思わせる内装
- 北欧・・・北欧スタイル
一概に「デザイン」といっても色々あるものですね。
みなさんはどんなデザインが好きですか?
Q. では「家のデザイン」をどのようにすれば、家は安く建てられるのでしょうか?
A.「家のデザイン」つまり内装はあくまでもシンプルにする
家の内装をシンプルにすれば当然費用を抑えられます。
「でもそれじゃ~せっかくの家づくり、面白くないじゃん」
「わたしはカントリー風の家にしたいのに~」
いろいろ思うことはあるでしょう。
確かに「一生に一度の家づくり」。
もちろん、「好み」の家を建てたいですよね。
安心してください!
シンプルな内装といっても
「好み」のデザインは、インテリア・雑貨・照明で表現します。
デザインがシンプルだからこそそれができます。
しかも「よ~く」考えてみてください。
今のその「好み」「価値観」は、一生「ず~っと」変わらないでしょうか?
子どもがだんだん大きくなり、大人になっていき・・・巣立っていく。
自分たちも年を重ねていき、時間もゆったりと流れてきます・・・
洋服の趣味も変われば、ヘアスタイル、付き合う友達・・・
好きな食べ物などなど、みんな変わっていきます。
そうです!人はその時々で「好み」が変わるものです。
「流行り」も変わります。
だから、家を「シンプルなデザイン」にし、コーディネートで「好み」の家に「飾る」「化粧」するんです。
そうすれば、流行りや好みが変わってもすぐに模様替えできます。
デザインをシンプルにするだけで50~100万円のコストダウン
【注意点!】
ただし、家事動線、収納など間取りの機能性を落とさないようにしましょう。
間取りには力を入れる!
例えば、ネット上にもオシャレなデザインの照明などが比較的安価で売っていますのでご参考までに。
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こんな北欧風の照明もあります。
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おしゃれですよね。
照明一つで、ガラッと家の雰囲気が変わります。
ほかにも「インテリア雑貨」や「家具」などもいろいろ探せますよ
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シンプルな部屋に、こんなヴィンテージテーブルを置けば「カフェ風」デザインにいっきに早変わり
「好み」が変わっても、多額のお金を投じてリフォーム・リノベーションする必要はありません。
家具や照明を買い替えただけで、気分を変えることができますね。
まずは将来を見据えてデザインをシンプルにしましょう。
デザインはシンプルに。家具やインテリアでデザインする
2.家具を考える
ユニットの家具って意外と大きな出費となることがあります。
例えば、キッチン収納。クローゼット収納。
←クローゼット
例えば、クローゼット内の収納棚ですが、このユニット[1セット]約14万円くらいします。
寝室と子供部屋2カ所につけたら、14万円×3部屋 それだけで42万円くらいする計算になります。
こんな棚であれば、それでも4~5万円くらいはするでしょう。
これを「造作家具」に置き換えるわけです。
「造作家具」とは、大工さんが造る家具のこと。
もちろん、家具をつくるのは家具職人でなければ作れません。
「家具」というと大げさですね。
「造作棚」といったほうが正解かもしれません。
これくらいなら大工さんでも余裕で造作することができます。
例えば、
こんな感じです。
これらはすべて大工さんの手作りです。
おもわず「見せる収納」にしてしまいガチな収納です。
簡単な者であれば1万円くらいから、高くてもユニット棚の半分くらいの費用で作ることが可能でしょう。
もしくは家具屋さんで自分のお気に入りの「家具」を購入して、大工さんにピッタリの寸法で納めてもらうというのもいいでしょう。
(※事前に購入して、事前に寸法を伝えておきましょう。)
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簡単な家具は作ってもらう
3.買えるものは自分で購入!
「造作家具」の考え方と似ているのですが、実際に自分で準備できるものは自分で用意するのが、費用を抑えるポイントの一つです。
例えば、照明。
「全室照明付き」で契約すると・・・「照明費用」は大体どの住宅メーカーさんも20万円~40万円くらいに設定されています。
でも考えてみてください。
一般的な家庭の4LDKの家の場合、照明が必要なのは・・・
1Fは玄関、リビング、ダイニング、キッチン、客間、トイレ、洗面、廊下
2Fは階段、主寝室、子供部屋×2、トイレ
という感じでしょうか?
ぜんぶで13ヵ所。WICがあれば+1ヵ所。
30万円で設定の場合、14ヵ所で計算しても1ヵ所 2万~2.5万円くらいになります。
でもトイレの照明に2万円ということはないでしょう。
普通のシーリング照明であれば、数千円で購入できます。
↑このシーリングライトですが、12畳用で楽天市場4,980円で売ってます。
6畳用で3,980円くらいです。リモコン付きで調光もできます。
おしゃれなダイニングの照明だって数千円~1万円予算でいいものが買える時代です。
↑北欧風のペンダントライト。楽天で5,631円です。
では、一般的にメーカーさんが標準にしているレベルの照明を"楽天市場"に出展されているもので見繕って勝手に計算してみましょう。
玄関、廊下、階段、トイレ×2、洗面 2,781円×6=16,686円
合計すると・・・
16,686+4,980+2,500+4,980+9,680+11,637= 50,463円
なんと約50,000円です!
これはあくまで、ごくごく普通の照明で考えましたので、実際みなさんが家を建てるときは、ご自分でもっとおしゃれな照明に変えてみるのもよいかもしれません。
それでもせいぜいかかって10万円くらいでそろえられることでしょう。
↑玄関はその家の顔となる部分ですので、ちょっとおしゃれなデザインの照明を飾ってみるといいかもしれませんね。
もちろん自分で買えるのは照明だけではありません。
ほかにもカーテンがあります。
カーテンもだいたい住宅会社では40万円くらいで設定している会社が多いと思います。
「カーテンって40万円もするの?」
あまりカーテンの値段って考えたことがないかもしれません。
実際のところ、新築の場合はそれでも安いほうです。
でも、自分でそろえれば費用を抑えることが可能です。
↓ ここ絶対におススメです!
国内最安値をうたっており、実際にいいものを安く買えます。
そのほか、キッチンの食洗器、収納家具、TVアンテナ、エアコンなどなど。
自分で用意すれば安く済むというものはたくさんあります。
事前に持ち込み可能か担当者に確認しましょう
4.諸費用を抑える
「建物本体」+「土地」+「諸費用」=住宅の金額
「建物本体」と「土地」以外のものはすべて諸費用ということで考えてみましょう。
そうすると、諸費用には、設計費用・土地仲介手数料・登記費用・引っ越し費用・外構工事費用・火災保険などなど。
設計費用や仲介手数料は決まっているのでこれを節約することはできません。
費用を抑えられるのは・・・
「外構工事」・「引っ越し費用」・「登記費用」・「火災保険」の4項目です。
「外構工事」は、ネットで何社か探して相見積もりをとることをお勧めします。
「引っ越し費用」は、一括見積で安いところを選ぶことができます。
「登記費用」は、司法書士さんによって金額が違います。
最近の相場は設定登記費用などもすべて含めて、30万円~40万円くらいでしょう。
司法書士の先生によっては20万円~というところもあるので出会えればラッキーですね。
「火災保険」は、どの保険会社も戦略をねってしのぎを削っています。
一括見積でどのくらいの保証でどのくらいの保険にするか見比べることができます。
諸費用の各項目で5~10万円安ければ、合計で20万円~40万円の費用削減です。
諸費用はできるだけ抑えましょう
5.住宅会社を賢く選び、いい家を安く建てる
あなたはブランド好きですか?
であれば、住宅会社は「大手ハウスメーカー」をお勧めします。
ただし、その場合はある程度しか費用は抑えられません。
「家の価格」と「会社の利益」のヒミツの中で説明しましたが、大手さんは粗利設定が大きいため建設費が高くなります。
でもいい家を建ててるし、ブランド力がありますから、わたしは個人的にそれはそれでいいと思います。
まだ住宅会社を決めていない方、ブランド志向でない方は、住宅会社を賢く選ぶことによって費用を大きく抑えることができます。
「賢く」といったのは、どの会社でもよいというわけではないという意味です。
過去記事( 「家の価格」と「会社の利益」のヒミツ)では、工務店が比較的いいものを安く買うことができると説明しました。
「大手メーカー」とまったく同じ建物を「工務店」が建てると、簡単に300万円~500万円の費用削減になると思います。
まったく同じ建物を建てるということはないかもしれませんが、それくらい「本体価格」が違ってくるということです。
詳しくはコチラをご覧ください ≫≫「家の価格」と「会社の利益」のヒミツ
※注意!工務店を選ぶときは腕の良い大工さんがいる会社にしてください。
腕の悪い大工さんが建てたらどんなに安くてもどんなに良い仕様でも悲惨な結果になりかねません。
ぜひ専門家にご相談を。
それから、安いからと言って「ローコストメーカー」に走るのも「賢い」とは言えないかもしれません。
もちろん、良いローコストメーカーさんもありますので、評判などを聞いて慎重に選びましょう。
住宅会社は慎重に賢く選びましょう
[番外編]ランニングコストを減らす!?
これは太陽光ソーラーシステムの導入という方法と
電気温水器をやめてエコキュートを利用するということによってランニングコストを下げる方法です。
ただし、長い目で見てのコスト削減です。
イニシャルコストがかかります。
・太陽光で200万円~300万円くらい。
でも年間15万円~20万円の電気代の削減ができます。
・エコキュートも同様でイニシャルコストは若干かかりますが、年間で電気代と水道代が20万円くらい違うそうです。
そうすると10年で400万円、20年で800万円の経費削減になります。
いちど見積もりを取って確認してみてください。
驚きの結果が出ることでしょう。
いかがでしたか?
- 家のデザインで約100万円のコストダウン
- 造作家具で約50万円のコストダウン
- 自分購入で約50万円のコストダウン
- 諸費用で約40万円のコストダウン
- 住宅会社選びで約500万円のコストダウン
- そしてランニングコストで約500万円のコストダウン
合計すると、全部で1240万円のコストダウンとなります。
もちろん住宅会社や環境によって金額は変わると思います。
あくまで目安としてください。
1000万円のコストダウンを目指し、いい家を安く購入しましょう!