家づくり応援!ブログ

家づくりに取り組む"子育て世代"を応援します!

【つくってよかった!】人気の部屋・間取りランキング2020!

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満足度の高い 間取り・人気の部屋

みなさんにとって、絶対に外せない「間取り」はなんですか?

 

実際に家を建て終えた"先輩たち"は、どんな感想を持っているのでしょうか?

 

ぜひ、家づくりのヒントにしてください

 この機会に自分や家族が満足する住まいがどのようなものか考えてみましょう!

 (※満足度には個人差がありますのであくまで参考ということにしてください)

 

 

 

 

第一位:パントリー

栄えある第一位は、「パントリー」でした。

多くの人が「つくってよかった!」と感じているようです。

 

「ん?ところで、パントリーってなに?」

あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。

 

「パントリー」とは、食材や日用品を収納するスペースのことです。

一概にパントリーと言っても様々なタイプのものがあります。

例えば、

  • 簡単な収納のようなもの(食品庫・ストックルーム)
  • 冷蔵庫や食器棚なども隠すような大型収納
  • キッチンの後ろに位置するもの
  • キッチンと並列の部屋

などなど

大きさや用途、位置に決まりはありません。

 

なんとなく「こういうパントリーがいいかな」というものを下記に載せてみました。

 

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↑キッチン内にちょっとした収納をつくるタイプ

これであれば、狭小住宅でも作れますし、予算も大きく変わることはないでしょう。

"ある"と"ない"では生活が大きく変わりますよ。

キッチンパントリーは扉と仕切り棚をつくるのがポイントです!

 

 

でもやっぱり・・・

キッチンの隣りにしっかりとしたパントリーをつくるならもっと便利になりますね。

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利点をまとめみると・・・

  • まとめ買いに対応できるので、共働きの世帯には最適!
  • 大型スーパーなどで安く大量に買ってストックできる!
  • 急な来客時に隠せる!(つまり、手間をかけずにキッチンをきれいに保つことができます。忙しい主婦には欠かせない間取りといえますね)
  • カセットコンロやカセットボンベ、ホットプレートなど毎日は使わないアイテムを収納できる。(家族団らんには欠かせないアイテムはここに収納)
  • 生活ごみ(分別ごみ)を隠すこともできる。

 

キッチンには床下に収納をつくる方法もありますが、床下収納は便利なようで意外と使いにくかったり・・・

 

また、パントリー内にいくつかコンセントを設置して、掃除機をしまったり他の用途にも使えます。

 

いかに整理して収納するかがポイント!

 

最近の家づくりには欠かせなくなってきましたね。

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第二位:対面キッチン

いまやキッチンの定番!

いまの新築住宅はほとんどがこの「対面キッチン」ですね

最近では吊り戸のないオープンスペースが流行っています

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↑上の写真のように解放感またリビング・ダイニングとの一体感が出るのが特徴

最近は LDK一体型のオープンスタイルなんかも流行っているようです

 

「対面キッチン」はなんといっても家族とのコミュニケーションが取れるというのが最大のメリット

また「対面キッチン」は小さな家の間取りにも適しています

※ただし注意点もあります

家族が会話をしながら料理を作れるというメリットがある反面、小さな子供がいると危ない・・・危険があるのも事実。対策が必要です。

ですから、どの家庭にも当てはまるものではないかもしれません。

デメリットとしては来客時にキッチンを見られるので、常にきれいにしておくひつようがあるということでしょう

 

 

第三位:家事動線を考えた間取り

家事動線を考えた間取りは主婦にとって大切です

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特に子育て世帯の主婦は洗濯やら料理やらで大忙し

家事動線がしっかりしていれば無駄に動く必要がありません

キッチンと洗面室を隣同士にする間取りは人気が高いです

家をつくる際は、ぜひ家事動線を考えてみることをお勧めします

 

 

第四位:玄関収納(シューズインクローゼット)

今やつくるのが当たり前!

これがあると冬のブーツ、雨の日の傘やレインコートをそのまま玄関に収納できます

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ほかにもアウトドア用品、ゴルフクラブや雪かきの道具などなんでも収納できる便利なスペース

玄関をきれいに保てますし、大事な靴を下駄箱の中にしまっておいて、気づいたらカビてしまった~というような失敗を防げます

最近では玄関収納にSKや手洗いなどをつくるのも流行っているようですよ

 

 

第五位:書斎

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いわば「書斎」というより「ご主人の趣味部屋」、かっこよく言うと「男の隠れ家」といったところでしょうか

1坪(畳2枚分)だけでもあるのとないのでは大違い

じゅうぶんに使い勝手があると思いますよ

ぜひ、ご主人のためにご検討を!

 

その他の人気間取り 

〇畳コーナー

〇室内物干部屋

〇ビルトインガレージ

〇ウッドデッキ

〇ウォークインクローゼット

などなど

 

家の大きさには物理的にも金銭的にも限界がありますから、ご家族でぜひとも欲しい部屋や間取りを実際に書き出して、優先順位を決めて計画を立ててみましょう!

 

 

 

 

 

【節約術公開!】1,000万円安く建てる方法!?

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「安くていい家を建てる!」


「1円でも安く。でも、いい家を建てたい。」

「どうすれば、いい家を安く建てられるんだろう。」

 

そう考える人は少なくないでしょう。

では、実際に安くていい家を建てることは可能なのでしょうか?

 

もちろん、可能です!

 

といっても単に「ローコストメーカーで建てましょう」では、解決策にはなりません。

これからお伝えする情報は、「安い」といっても「うちは"999万円の家"で建てる」とか「うちは1000万円しか予算がない」というかたは対象にはしていませんので、そのような方にはきっと参考にはなりません。

 

あくまで、大手住宅メーカーのような家を基準に

家の質を落とさず 1000万円コストダウンする 

という観点で考えていきたいと思います。

 

おもに次の点を考えます。

  • 家のデザインで費用を抑える
  • 造作家具で価格を抑える
  • 自分で買えるものは自分で購入する
  • 諸費用で費用を抑える
  • 住宅会社の選び方
  • [番外編]ランニングコストを減らす!?

ぜひ家づくりの参考にしてみてください。

 

 

1.家のデザインを考える

SUUMOの統計によると、「家のデザイン人気ランキング」は次のようになっています。

  1. ナチュラル・・・自然素材を使った内装
  2. モダン・・・ダークな床と白い壁などスタイリッシュに
  3. 和モダン・・・壁に珪藻土や和紙クロス、障子に格子
  4. カントリー・・・言わずと知れたカントリーテイストの家
  5. クラシック・・・エレガントな装飾をほどこすテイスト
  6. インダストリアル・・・ニューヨークのオフィスを思わせる内装
  7. 北欧・・・北欧スタイル

 

一概に「デザイン」といっても色々あるものですね。

みなさんはどんなデザインが好きですか?

 

Q. では「家のデザイン」をどのようにすれば、家は安く建てられるのでしょうか?

A.「家のデザイン」つまり内装はあくまでもシンプルにする 

 

家の内装をシンプルにすれば当然費用を抑えられます。

「でもそれじゃ~せっかくの家づくり、面白くないじゃん」

「わたしはカントリー風の家にしたいのに~」

 

いろいろ思うことはあるでしょう。 

確かに「一生に一度の家づくり」。

もちろん、「好み」の家を建てたいですよね。

 

安心してください!

シンプルな内装といっても

「好み」のデザインは、インテリア・雑貨・照明で表現します。

デザインがシンプルだからこそそれができます。

 

しかも「よ~く」考えてみてください。

今のその「好み」「価値観」は、一生「ず~っと」変わらないでしょうか?

 

子どもがだんだん大きくなり、大人になっていき・・・巣立っていく。

自分たちも年を重ねていき、時間もゆったりと流れてきます・・・

洋服の趣味も変われば、ヘアスタイル、付き合う友達・・・

好きな食べ物などなど、みんな変わっていきます。

そうです!人はその時々で「好み」が変わるものです。

「流行り」も変わります。

 

だから、家を「シンプルなデザイン」にし、コーディネートで「好み」の家に「飾る」「化粧」するんです。

 

そうすれば、流行りや好みが変わってもすぐに模様替えできます。

 

デザインをシンプルにするだけで50~100万円のコストダウン

 

【注意点!】

ただし、家事動線、収納など間取りの機能性を落とさないようにしましょう。

間取りには力を入れる!

 

 

例えば、ネット上にもオシャレなデザインの照明などが比較的安価で売っていますのでご参考までに。

 


 

 こんな北欧風の照明もあります。


 

 おしゃれですよね。

照明一つで、ガラッと家の雰囲気が変わります。

 

 

ほかにも「インテリア雑貨」や「家具」などもいろいろ探せますよ


 

シンプルな部屋に、こんなヴィンテージテーブルを置けば「カフェ風」デザインにいっきに早変わり

 

 

「好み」が変わっても、多額のお金を投じてリフォーム・リノベーションする必要はありません。

家具や照明を買い替えただけで、気分を変えることができますね。

 

 まずは将来を見据えてデザインをシンプルにしましょう。

 

デザインはシンプルに。家具やインテリアでデザインする

 

 

 2.家具を考える

ユニットの家具って意外と大きな出費となることがあります。

例えば、キッチン収納。クローゼット収納。

 

f:id:MYHOME-SUPPORT:20181012224546j:plain←クローゼット

例えば、クローゼット内の収納棚ですが、このユニット[1セット]約14万円くらいします。

寝室と子供部屋2カ所につけたら、14万円×3部屋 それだけで42万円くらいする計算になります。

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こんな棚であれば、それでも4~5万円くらいはするでしょう。

 

これを「造作家具」に置き換えるわけです。

「造作家具」とは、大工さんが造る家具のこと。

もちろん、家具をつくるのは家具職人でなければ作れません。

「家具」というと大げさですね。

「造作棚」といったほうが正解かもしれません。

これくらいなら大工さんでも余裕で造作することができます。

例えば、

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こんな感じです。

これらはすべて大工さんの手作りです。

おもわず「見せる収納」にしてしまいガチな収納です。

簡単な者であれば1万円くらいから、高くてもユニット棚の半分くらいの費用で作ることが可能でしょう。

 

もしくは家具屋さんで自分のお気に入りの「家具」を購入して、大工さんにピッタリの寸法で納めてもらうというのもいいでしょう。

(※事前に購入して、事前に寸法を伝えておきましょう。)

 

AKAYAオンラインショップ 

 


 


 

 

 

簡単な家具は作ってもらう 

 

 

 

3.買えるものは自分で購入!

「造作家具」の考え方と似ているのですが、実際に自分で準備できるものは自分で用意するのが、費用を抑えるポイントの一つです。

例えば、照明。

「全室照明付き」で契約すると・・・「照明費用」は大体どの住宅メーカーさんも20万円~40万円くらいに設定されています。

でも考えてみてください。

一般的な家庭の4LDKの家の場合、照明が必要なのは・・・

 1Fは玄関、リビング、ダイニング、キッチン、客間、トイレ、洗面、廊下

 2Fは階段、主寝室、子供部屋×2、トイレ

という感じでしょうか?

ぜんぶで13ヵ所。WICがあれば+1ヵ所。

30万円で設定の場合、14ヵ所で計算しても1ヵ所 2万~2.5万円くらいになります。

でもトイレの照明に2万円ということはないでしょう。

普通のシーリング照明であれば、数千円で購入できます。

↑このシーリングライトですが、12畳用で楽天市場4,980円で売ってます。

6畳用で3,980円くらいです。リモコン付きで調光もできます。

 

おしゃれなダイニングの照明だって数千円~1万円予算でいいものが買える時代です。

↑北欧風のペンダントライト。楽天で5,631円です。

 

では、一般的にメーカーさんが標準にしているレベルの照明を"楽天市場"に出展されているもので見繕って勝手に計算してみましょう。

玄関、廊下、階段、トイレ×2、洗面 2,781円×6=16,686円

リビング12畳用4,980円

リビング補助2,500円

ダイニング2,490円×2=4,980円

 キッチン9,680円

 子供室×2、客間 3,879円×3=11,637円

 

合計すると・・・

16,686+4,980+2,500+4,980+9,680+11,637= 50,463円

なんと約50,000円です!

これはあくまで、ごくごく普通の照明で考えましたので、実際みなさんが家を建てるときは、ご自分でもっとおしゃれな照明に変えてみるのもよいかもしれません。

それでもせいぜいかかって10万円くらいでそろえられることでしょう。

7,560円

↑玄関はその家の顔となる部分ですので、ちょっとおしゃれなデザインの照明を飾ってみるといいかもしれませんね。

 

もちろん自分で買えるのは照明だけではありません。

ほかにもカーテンがあります。

カーテンもだいたい住宅会社では40万円くらいで設定している会社が多いと思います。

「カーテンって40万円もするの?」

あまりカーテンの値段って考えたことがないかもしれません。

実際のところ、新築の場合はそれでも安いほうです。

でも、自分でそろえれば費用を抑えることが可能です。

↓ ここ絶対におススメです!

オーダーカーテン専門店|カーテン21

国内最安値をうたっており、実際にいいものを安く買えます。

 

 

そのほか、キッチンの食洗器、収納家具、TVアンテナ、エアコンなどなど。

自分で用意すれば安く済むというものはたくさんあります。

 

事前に持ち込み可能か担当者に確認しましょう

 

 

 

4.諸費用を抑える

「建物本体」+「土地」+「諸費用」=住宅の金額

「建物本体」と「土地」以外のものはすべて諸費用ということで考えてみましょう。

 

そうすると、諸費用には、設計費用・土地仲介手数料・登記費用・引っ越し費用・外構工事費用・火災保険などなど。

設計費用や仲介手数料は決まっているのでこれを節約することはできません。

費用を抑えられるのは・・・

「外構工事」・「引っ越し費用」・「登記費用」・「火災保険」の4項目です。

 

「外構工事」は、ネットで何社か探して相見積もりをとることをお勧めします。

「引っ越し費用」は、一括見積で安いところを選ぶことができます。

 

 

 

 

 

「登記費用」は、司法書士さんによって金額が違います。

最近の相場は設定登記費用などもすべて含めて、30万円~40万円くらいでしょう。

司法書士の先生によっては20万円~というところもあるので出会えればラッキーですね。

 

「火災保険」は、どの保険会社も戦略をねってしのぎを削っています。

一括見積でどのくらいの保証でどのくらいの保険にするか見比べることができます。

 

 

 

 

 

諸費用の各項目で5~10万円安ければ、合計で20万円~40万円の費用削減です。

 

諸費用はできるだけ抑えましょう

 

 

5.住宅会社を賢く選び、いい家を安く建てる

あなたはブランド好きですか?

であれば、住宅会社は「大手ハウスメーカー」をお勧めします。

ただし、その場合はある程度しか費用は抑えられません。

 

「家の価格」と「会社の利益」のヒミツの中で説明しましたが、大手さんは粗利設定が大きいため建設費が高くなります。

でもいい家を建ててるし、ブランド力がありますから、わたしは個人的にそれはそれでいいと思います。

 

まだ住宅会社を決めていない方、ブランド志向でない方は、住宅会社を賢く選ぶことによって費用を大きく抑えることができます。

「賢く」といったのは、どの会社でもよいというわけではないという意味です。

 

過去記事( 「家の価格」と「会社の利益」のヒミツ)では、工務店比較的いいものを安く買うことができると説明しました。

「大手メーカー」とまったく同じ建物を「工務店」が建てると、簡単に300万円~500万円の費用削減になると思います。

まったく同じ建物を建てるということはないかもしれませんが、それくらい「本体価格」が違ってくるということです。

 

詳しくはコチラをご覧ください ≫≫「家の価格」と「会社の利益」のヒミツ

 

※注意!工務店を選ぶときは腕の良い大工さんがいる会社にしてください。

腕の悪い大工さんが建てたらどんなに安くてもどんなに良い仕様でも悲惨な結果になりかねません。

ぜひ専門家にご相談を。

住宅本舗

 

それから、安いからと言って「ローコストメーカー」に走るのも「賢い」とは言えないかもしれません。

もちろん、良いローコストメーカーさんもありますので、評判などを聞いて慎重に選びましょう。

 

 

住宅会社は慎重に賢く選びましょう

 

 

[番外編]ランニングコストを減らす!?

これは太陽光ソーラーシステムの導入という方法と

電気温水器をやめてエコキュートを利用するということによってランニングコストを下げる方法です。

ただし、長い目で見てのコスト削減です。

イニシャルコストがかかります。

・太陽光で200万円~300万円くらい。

でも年間15万円~20万円の電気代の削減ができます。

・エコキュートも同様でイニシャルコストは若干かかりますが、年間で電気代と水道代が20万円くらい違うそうです。

そうすると10年で400万円20年で800万円の経費削減になります。

いちど見積もりを取って確認してみてください。

 

 

 

 

驚きの結果が出ることでしょう。

 

 

 

いかがでしたか?

  • 家のデザインで約100万円のコストダウン
  • 造作家具で約50万円のコストダウン
  • 自分購入で約50万円のコストダウン
  • 諸費用で約40万円のコストダウン
  • 住宅会社選びで約500万円のコストダウン
  • そしてランニングコストで約500万円のコストダウン

合計すると、全部で1240万円のコストダウンとなります。

もちろん住宅会社や環境によって金額は変わると思います。

あくまで目安としてください。

1000万円のコストダウンを目指し、いい家を安く購入しましょう!

 

 

【初めての家づくり】脱!住宅トラブル ーその1

一生に一度の家づくり

「絶対に失敗はしたくない!」 そんな方のために・・・

 

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住宅トラブルに遭う人=「自分は大丈夫」と思っている人

 

そもそも「住宅トラブル」とは・・・

家づくりにおいて、何が“失敗”となるのでしょうか?

それは自分が「失敗した・・・」とおもったら、それはきっと「失敗」なんでしょう。

 

でも、「住宅トラブル」は違います!

自分が失敗だったと思わずして「トラブル」に巻き込まれるケースは少なくありません。

 

「住宅トラブル」の中で一番多いのはどんなトラブルだと思いますか?

 

「欠陥住宅!」と思った方が多いかもしれません。

でも・・・違います。

確かに「欠陥住宅」はトラブルの中では大きなトラブルかもしれませんが、数で言ったら全体の数パーセントでしょう。

 

ほとんどの方が「知らず知らずに」もしくは「泣き寝入り」している「住宅トラブル」があります。

「トラブル」ということを認めたくないかもしれません。

 

では、今日は「トラブル」をテーマに以下の点を考えましょう。

  • 契約時のトラブルに対処する
  • 事前にFPに相談する
  • 契約は慎重にする
  • 信頼できる専門家に相談する

項目からわかるようにポイントは「相談」です。

では、これからひとつひとつ考えていきましょう!

 

欠陥住宅ではなく、ほとんどの人が知らず知らずに遭う「住宅トラブル」とはなんでしょうか?

「トラブル」ということを認めたくない「トラブル」・・・。

 

 

そのトラブルとは・・・

契約トラブル」です。

 

絶対に避けたい「契約トラブル」

わたしの知人は、ある住宅会社とこんな「契約トラブル」を引き起こしました。

 

ケース①「仮契約」のわな

営業マン:「とりあえず今日 仮契約していただければ、〇〇キャンペーンが適用になりますのでお願いします。仮契約ですから・・・」

お客様:「(仮契約かぁ・・・)じゃあ、とりあえず仮契約で。」

~ 後日、確認してみると ~

わたし:「工事請負契約書って書いてありますよ。これ仮契約でなくて本契約になってます。約款もついてますし、条項をみると契約解除に請負契約の20%ってなってます・・・」

 

※この方は、わたしが弁護士を紹介して、少額で契約解除ができました。

 

よくよく考えると・・・

契約するのに「仮契約」ってないですよね。

「申込み」とか「予約」っていうのであればわかりますが・・・。

そもそも契約するのに「仮」ってなんですか?

 

 

ケース②「追加、追加で吊り上げトラブル」(ちなみにケース①と同じ人ではありません)

・キッチンなどの写真付きの仕様書を、標準仕様で契約した方の話

営業マン:「そろそろ内装のクロスを決めたいのですが・・・。この見本からえらんでください。」

~見本は量産クロスの見本帳で、白っぽいクロスしかありません~

営業マン:「こういうクロスもあるんですがいかがですか?こちらは追加になるのですが、お客さんのくる客間とリビングだけ変えるだけでもイメージが豪華になりますよ。」

施主:「本当ですね。どれくらい追加になりますか?」

営業マン:「㎡あたり1500円の追加なので、リビングと客間で20万くらいです。」

施主:「(え~結構ちがうもんだな~。ま~しょうがないか)。わかりました。じゃあお願いします。」

 

といった感じで「ドア」も追加・・・

「キッチン」「洗面」「トイレ」「外壁」も・・・

営業マン:「標準には〇〇はついていないんですよ~。いかがします?」

気が付くと、合計で500万~600万円くらいは軽く追加になります。

でも大抵の人は、「ま~しょうがないか」とか「やっぱりそのくらいかかるんだな~」と泣き寝入りしてしまいます。

 

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展示場を見学に行って、

「この建物とまったく同じにしたら、どれくらいですか?」と聞いた時に

「正直に言うと、うちは少し高いのですが、だいたいこれで坪65万円くらいです」

なんて営業マンが言ったら、それはウソです!信じないように!

展示場に出店しているメーカーさんの平均坪単価はだいたい85万~100万円です。

 

大手メーカーさんで契約後に、追加追加で約1,000万円かかったという人をわたしは知っています。(実はうちの叔父なのですが…情けない…)

 

元大手メーカーの営業マンであった友人は、

「相手がいくら借り入れできるかしれたら、ほぼほぼ落とせるよ」

と言っていました。

「どうやって聞くの?」とわたしが聞いたら、

「手続きとか複雑で時間もとられるので、ローンの審査が通るかどうかわたしが手続きしてみますよ。って言えば、みんな「ありがたい」って感謝してくれるよ」

だそうです。

いっけん親切そうな言葉もこうやって聞くと怖いですね。

 

 

それはさておき

では、どう対処すればよいのでしょう?

 

FPに相談してみる

家づくりを計画の際は、事前にきちんとFP(ファイナンシャルプランナー)さんやLP(ライフプランナー)さんに相談しましょう。

 

結構、「ファイナンシャルプランナーに相談なんて、お金持ちのすることじゃないの?」と思われがちですが、実は、FPさんは、身近で気軽に相談できる存在なんですよ。

家計の節約術なんかも教えてくれる頼もしい味方なんです。

身近にFPさんがいれば、その方に相談してみるのが一番です。

例えば、みなさんの入っている生命保険会社の担当者。

普段意識してないかもしれませんが、実はFPさんだったということがあります。

 

身近にFPさんがいなければ、こういうところがあります↓

保険マンモス

 ↑ 例えば、このサイトはFPさんの相談が無料でわたしも気に入っています!

 

実績のあるプロのFP集団です。

ポイントは、無料サービスにありがちな”強引な保険営業は一切しないこと。

万が一しつこい勧誘があった場合には、イエローカード制を導入しているので安心してご利用できると思います。

 

東京、埼玉、神奈川、千葉在住の方はここも人気があるみたいです↓

【住まいの扉】

 4県在住の方に限定されていますが、ここも相談は無料です。

 

 

家づくりの計画段階で、FPさんに相談する

 

  

 

契約は慎重に行なう

加えて、契約は慎重に行なうようにしましょう。

基本中の基本、基本の "キ" です!

決して営業マンのあまい誘惑に騙されないように!

先ほどの話しのように「わたしが手続しますよ」は親切ではなく、罠だということを忘れないようにしましょう。 

簡単に500万~1000万はあがりますよ

「自分は大丈夫。」

「そんなの契約違反じゃないか!」

 

何を言っても 実際に上がります・・・

 

ほかの記事にもUPしたのですが、もう一度大手住宅メーカーの平均坪単価を載せます。実際に公表されている金額です。

こんな感じです。

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 「住宅産業新聞」で公表されているデータをもとに計算してみました

 

「こんなに高いの?」と思われたでしょうか?

これが事実です。

でもだからと言って・・・

  あなた:「坪単価どれくらいですか?もちろん高いですよね~」

  営業マン:「えぇ。坪だいたい90万円くらいですかね~」

なんて営業マンはいません。 

 

そんなこと言ったら・・・

「うちは無理だ」と思って帰るでしょう。

残念ながら営業マンが正直に営業したら家は売れません。

 

しかも上記の坪単価だけでは家は建ちません。

このほかに「諸経費」「土地代」がかかります。   

なので、営業マンにどんなにいいことを言われても鵜呑みにしないでください。

データをみると年々、家の価格が高くなっていることもわかります。

 

だから慎重に契約するんです。

対処方法:契約までの流れを把握し、慎重に契約する

 

 

 慎重に契約するにあたって、「契約までの流れ」を確認しておくことは良いことです。

そこに「契約後に金額を上げる仕組み」があるんです。

 

《金額が上がる仕組み》

どの住宅会社も交渉が進んでいくとスケジュール表を受け取ります。

もしすでにスケジュールをお持ちでしたら、ぜひ比較してみてください。

まだでしたら、スケジュールをもらってみてください。

こんなふうになっていませんか?

 

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上のスケジュールは実際に某大手ハウスメーカーさんやローコストさんのスケジュール表をもとに作成したものです

 

「これのどこが問題なの?」

 そう思われたあなた。危険ですよ!

 

一見普通のスケジュールに見えますが・・・

ポイントは、どの時点で「契約を行なうか」という点です。

 

このスケジュールでいくと・・・

・あなたは「だいたいのプラン」「概算書」をもらった時点で「本契約」することになります

契約後に最終プランを決定」して、「最終の仕様の打ち合わせ」をします。

・使用が決まったら「本当の見積書」が出てきて、すぐに「融資申込み」です。

プランが変わって、仕様も変われば、そりゃ金額も上がります。

 

しかも標準仕様は必要最低限に設定されていて、ほとんどがオプション設定。

オプション金額はもともと高く設定されていますので、追加すればするほど高くなります。

そもそも概算書で契約したので、あなたは何が「標準」で何が「オプション」なのかもわからない状態・・・

もうどうしようもありません。

上げるだけ上げたらすぐ「融資の申込み」

 

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   あなた:「うちはそんなに払えないですよ」

   営業マン:「いや、大丈夫ですよ。仮り審査通ってますから」

   あなた:「いや、そういうことじゃなくて・・・」

 

いま考えてみると・・・

はじめてヒヤリングされた時・・・

   営業マン:「土地と建物でだいたい3500万くらいですかね~」

   あなた:「そんなに借りれるかな~。うちはどれくらい借りれるんだろう?」

   営業マン:「もしよかったらうちで仮審査通して差し上げましょうか?

        自分でやるといろいろと手続き面倒ですから・・・」

   あなた:(なんて親切な人なんだろう…助かる~)お願いしてもいいですか?」

 

わたしの元営業マンの友人の話し・・・思い出しましたか?

 

【勘違い】営業マンの親切お仕事

 

 

結論として・・・

「プラン」と「仕様」をじっくりと打合せして、きちんとした見積りが出た時点で「本契約」を交わしましょう!

逆にそれができる住宅会社とお付き合いするのはいかがでしょうか?

できれば、明細見積書を出してもらうようにしましょう!

「明細見積書」をもらってもほとんどの人が見方が分からず、面倒くさく感じます。

そんな時は「専門家」に聞けばいいんです!

家づくりには、専門家のアドバイスがどうしても必要不可欠です。

住宅会社を決める前に、まずは「家づくりの味方」を探してみてはいかがですか? 

住宅本舗

 

 

人生で一番大きな買い物をするのに概算書で契約するなんてありえない

 《余談》

例えば、新車を購入するとき、みなさんはどうしていますか?

まず、ディーラーに行って目的の車を見学します。

 実際に座席に座ってみたり、カタログでスペックを調べて・・・

次に何をしますか?

グレードを決めて、色やオプションを決めて、見積もりを出してもらいます。

見積書の中には、頼んだオプション費用、購入時にかかる税金や他の費用なども含まれています。

つまり、「乗り出し価格」が記されていますね。

そして、少しの値引きやサービスをしてもらって、納得ができたら契約ということになるでしょう。

契約後に金額が上がることはありません!

何も決めずに「まずは契約」ということもありません!

 

家づくりも同じように考えるべきではないでしょうか?

    

 

 わたしは、「住宅のトラブル」を少しでも世の中からなくしたいと思っています。

代々続く大工の家に生まれ、生まれてからず~っと建築に携わってきました。

ほんとうは家づくりは最後まで楽しいものなんです!

もちろんメンテナンスは必要ですが、住み続ければ「愛着」もわきます。

「愛着」がわけば、大事に使います。

大事に使えば、長持ちします。

お子さんに自慢できる家づくりを!

 

と、熱く語ったところで、お開きにしたいと思います。

絶対に「トラブル」に遭わないようにしてくださいね。

     

 

【どうする?どっちが得?】大規模改修 VS 新築建替え

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「この家、建て替えるにはもったいないし・・・」

「でも、改装で本当に大丈夫かな~」

 

「建て替え」か、「改築」か、実際、悩むところですね

 

「大規模改修」と「新築建替え」それぞれのメリットデメリットを考えてみましょう

 

 

 

大規模改修のメリット

金額を多少抑えることができる

 築年数やどれくらいの改装をするかでも変わりますが、

 「大規模改修」の相場はだいたい1000万円~2000万円というところでしょう

 

外部は外装を変えて屋根を塗り替え…

内部はの張り替え断熱材の充填内装もキレイにし、水廻りをすべて変えます

 

あっという間に1000万円は軽く超えるでしょう

 

でも・・・

 

新築に比べれば安いほうです

 

思い入れのある家を壊さず残せる

「一生懸命に建てた家を壊すのはやめて!」

なんて親に言われたら…

困っちゃいますね

 

やはり愛着のある住み慣れた家を壊さずに済むというのは大きなメリットといえるでしょう

 

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リノベーションして・・・

 

たとえ間取りや雰囲気が全く変わったとしてもやっぱり落ち着くものです

これには、物や音と一緒に思い出などが記憶される人間の脳の造りが関係しているとかないとか・・・

 専門的なことはよくわかりませんが、物を大事にするのも大切ですね

 

 

工期が短くて済む

新築と比べて工期は断然短くなります

新築だと約6か月ほどかかる工程に対し、大規模改修はせいぜい1~2ヵ月というところでしょう

 

そう考えると

ストレスや疲れが少なくて済むというのは利点ですね

 

 

 

では今度は 新築建て替えにはどんなメリットがあるでしょうか

考えてみましょう!

 

 

新築建て替えのメリット

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何といっても新築。すべてが新しい

改装やリフォームと違い、見えるところ触るところ "すべてが新しい″ というのが大きなポイントといえるでしょう

改装工事はどうしても古い部分が残ってしまいますから、それが気になる方はやはり新築建て替えをお勧めします

 

自分の思い道理の間取りで生活できる

 つまり、家の間取り自分の生活を合わせるのか、

それとも、自分の生活間取りを合わせるのか

大きな違いがあります

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新築すれば家事動線なども入念に計画できます

これは新築のメリットと言えますね

 

快適さ

 10年前の家と今の家を比べても明らかに設備や建材のレベルが上がっています

例えば断熱材を一つとっても・・・

 昔はグラスウールと言えば、湿気で「腐る」とか「隙間風」があるとか「寒い」そういうイメージがあり、ある意味それは事実だったかもしれません

でも今のグラスウールは高性能。きちんと施工すれば断熱性のははるかに高いと言えます。そのほかにもロックウール、セルローズファイバー、ウレタン、スタイロフォームなど(もちろんそれぞれ一長一短がありますが…)性能の高い商品を選ぶことができます。

それが、屋根から基礎に至るまで性能に違いがあります。

快適に住むための換気や設備機器の進歩にはめまぐるしいものがあります

それも新築のメリットと言えるでしょう

 

以上、みなさんにとってはどちらのメリットに魅力を感じるでしょうか?

魅力を感じたほうがあなたにとっての勝者ということになるでしょう

 

 

建物の寿命

それからもう一つ

改装か建て替えかを選ぶうえで大切な要素として、建物の寿命があります

木造の場合、建物の寿命は30年~50年と言われています

      ≫≫詳しくは「建物の寿命とは?」を参照

 

では、自分の家が築何年の建物かを調べて、平均寿命から引いてみましょう

 例えば、築20年の家を改装するために1500万円かかるとしたら・・・

 だいたい残り約20年住むために1500万円をかけるということになります

 建て替えで約40年住むための費用がもし2500万円だとしたら・・・

 もし3000万円だとしたら・・・

 

どちらにメリットがあるかはそれぞれの家庭により異なります

よく考えて決定するとよいでしょう

 

 

 

 

 

 

 

【知りたい!】基礎コンクリートの養生期間

どんなに建物がりっぱでも基礎がしっかりしていなければ安心して暮らせません

 

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ところで・・・

基礎のコンクリートは固まるまでどれくらいの期間が必要なのでしょう?

 

コンクリートを流してから固まるまでの間、雨風や急激な乾燥など温度変化から保護することを"養生"といいます

 

基礎養生は何日くらいが妥当なのでしょうか?

  ある人は「20日は必要」というでしょう

  ある人は「1か月は最低でも」というかもしれません

 

いったいどれくらいの期間が正解なのでしょうか? 

つまり、コンクリートを流してからどれくらいの期間で上棟できるのでしょうか?

もちろん、いろいろ気温や環境に左右されますが・・・

まどろっこしい説明は後にして答えだけが知りたいという方にまずお答えします

 

  A. 標準的には5日以上です

 

 

詳しい根拠が知りたい方は以下の部分をお読みください

↓↓↓

建築学会で出している「建築工事標準仕様書」によると

 (そう。よくJASS5(ジャス ゴ)と呼ばれているやつです)

ポルトランドセメント(一般的なセメント)をつかったコンクリートで、標準的な住宅の耐用年数の場合の養生期間が5日以上とされています

 

つまり、最低5日ということになります

 

 

 

 

 

 

さらに

基礎のコンクリートを打つ時によく聞かれるのが、

「冬場は基礎工事を避けたほうがいいのでは?」

という質問です

もちろん、外気が低いと固まるスピードが遅くなります

 そのため速乾の硬化剤をいれたり、呼び強度の高いコンクリートを使用したりします

特に寒い地方で建設する方は気温のことを気にするかもしれません

 

でも実は・・・

暑すぎても養生にかなりの気を使わなくてはいけません!

直射日光や雨風によって急激に乾燥しすぎるとコンクリートがひび割れする場合があります

 

ですから

基礎養生には、じつは "保湿" がとても大切なんです

養生マットや水密シートを使うか養生剤を使用することができます

 ※もちろん現場の状況や環境にもよりますので、詳しくは地元の専門家にお尋ねください

 

 

基礎養生について簡単にまとめてみました

シンプルな説明にしたのでもっと詳しく知りたい方は、建築学会や信頼できる他のサイトを参考にしてみてください 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

【知っておきたい】建築用語集(木造軸組みの構造体)

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それってな~に?

建築用語を知っていると家づくりが楽しくなりますね

基本の㋖から、マニアックなものまでご紹介していきます

むずかしい説明はしませんので、詳しく知りたい方は建築雑誌などでしらべてみてください

あくまでざっくりした説明をさせていただきます

 

柱 (はしら)

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「これぐらいは知ってるよ~」というかたのほうが多いかもしれませんね

木材在来工法(軸組工法)の構造体のかなめともいえるのが柱です

 

 住宅会社によって標準的に使用される柱の太さは かわります

といっても、だいたいは105角(105㎜×105㎜)か120角(120㎜×120㎜)が一般的でしょう

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《知っとくと通!》

  熟練の大工さんは㎜とか㎝では呼びません

   105㎜角の柱は、三寸五分柱(さんずんごぶ)

   120㎜角の柱は、四寸柱(よんすんばしら)と呼んでいます

  大工さんに「うちの柱は何寸ですか?」なんて聞いたら 通 ですね

 

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 筋交い(すじかい)

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 筋交いとは、うえの写真の斜めになっている木材のことです

これも木造軸組みには欠かせない構造体です

横からの力を抑える働きをします

なのでどんなことがあっても切ったり、欠き込みしたりしてはいけません

 

この筋交いには上と下に必ず筋交いプレートという金物を付けることが法律で決められています↓

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《知っとくと通!》

  筋交いプレートは専用のビスで留めるのですが・・・

   柱側には、全部の穴にビス留めします

   でも筋交い側は・・・写真のように6本だけ留めます

  まだ穴があるからといって

   「留め忘れてませんか?」なんて聞かないようにしましょう

   「しっかり6本留まっていますね」なんていえたら 通 ですね

 

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 梁(はり)

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柱の上の横にとおされた太い木材のことです

外側にあると 桁(けた)と呼ばれます

梁があまりに太すぎると天井から下がってきます

もしくは住宅会社によっては設計の時点で天井を低くされてしまう可能性もあります

事前に確認しておきましょう!

 

梁をつなげる部分には、短冊プレートとよばれる金物を取り付けます

また、梁が交差する部分には、羽子板ボルトとよばれる金物を取り付けます

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    ↑ 短冊プレート         ↑ 羽子板ボルト

 

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《知っとくと通!》

  梁の太さのことを 梁せい といいます

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   梁が天井から下がってくるかどうかを聞くときには、その前に

   「最大梁せいはどれくらいですか?」なんて聞けたら 通 ですね

 

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 土台(どだい)

土台も知っている方は多いと思います

基礎の上に乗っている木材です

建物全体の重さを支える

この土台が水平かどうかで ビー玉がコロコロ 転がるかどうかが決まります

 

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《知っとくと通!》

  土台ということばは建築以外にもよく使われ「物事の根本」をあらわします

   「土台から揺るがす問題」とか「土台無理な話だ」と言ったりしますね

  ですから土台の材質などにこだわるのも 通 ですね

 

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剛床(ごうしょう) 

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床の構造用の合板です

厚みはいろいろですが、一般には24㎜~30㎜の合板を使われています

剛床は75㎜のくぎで、150㎜間隔で留めていきます

水平方向にかかる力を床全体で抑えます

 

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《知っとくと通!》

  くぎの間隔はスケールなどで測ればすぐにわかります

  では、くぎの長さはどのようにして見分けるのでしょうか?

  じつは、くぎの頭に75と記されているんです

  しかも・・・くぎはによって長さが区別されています

  木造軸組みの場合、75㎜のくぎの色は "みどり" です

              これを知っていると 通 ですね!

  (ちなみに2×4工法の場合は青色になります)

 

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【目からうろこ!】住宅メーカーの単価を知る

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ほんとはいくら?(How much?)

大手ハウスメーカーさんの住宅が高いのはわかっていますが

実際のところどれくらい高いのでしょうか?

 

モデルハウスを見学すると・・・

 営業マン:「うちはだいたい坪60~65万円くらいですよ」って

それでも高いと思いますが・・・

 営業マン:「でもうちはコミコミ価格なので、ほかと比べると最終的には安くなります」

そうなんだ・・・・・・ん⁉

安くはありませんよ! 

 

もちろん住宅メーカーによって金額には幅があります

なぜなら、工法や標準仕様が違うからです

 

では何を基準に選べばよいのでしょうか?

       ≫≫工法で選ぶ

       ≫≫仕様で選ぶ

 

金額重視の方は以下の表をご覧ください

じつは、住宅産業新聞という業界誌には大手ハウスメーカーの平均単価が公表されています

それを単純に計算しますとこのようになります

 

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やっぱりいい値段しますね~

しかも上記の金額はあくまで本体価格!

これに諸経費や外構工事費などがかかるわけです

 

例えば、三井ホームで35坪の家を建てるとなると・・・

35坪×96.1万円=3363.5万円

300万円(諸経費)+200万円(外構)=500万円

3363.5万円+500万円=約3864万円

 

それに土地代と場合によっては地盤改良費がかかります

※あくまで単純に平均単価に掛けた場合です

 

 

 

 

メリット

ちょっとお高いかもしれませんが、大手ハウスメーカーで建てるメリットもあります

やはり、立派です

そして、何といってもブランドが買えます!

 

 

とはいえ・・・

どの家庭にも予算というものがありますから

必ずしもメーカーさんでみんながみんな建てられるわけではありません

 

だいたいの相場でいうと

ローコストメーカーと呼ばれているところで坪55~65万円

工務店と呼ばれるところでだいたい坪50~70万円くらいでしょう

仕様も職人の腕もだんぜん工務店さんのほうがよいでしょう

    ≫≫

 

総合的に考えて、あなたの家族がどこで建てるのがよいかを考えてみてください

 

 

*** 最後まで読んでくださりありがとうございました ***

 

 

 

 

 

 

家づくりで失敗する人・しない人 ーその3

一生に一度の家づくり

「絶対に失敗はしたくない!」 そんな方のために・・・

 

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*家づくりで失敗する人=「自分は大丈夫」と思っている人

 

「え~!? なんか思っていたのとちがう・・・」

これはまさしく・・・家づくり失敗

 

「思い通りの家ができない」

 原因はいったい何なのでしょう?

 

それは コミュニケーション不足 です

 

あなたの建てる家には大きく分けると

 ・自分と自分の家族

 ・営業マン

 ・設計士

 ・現場監督

 ・職人さん

がかかわっています

 

そのどこかにコミュニケーション不足があると思い通りの家はできません!

 

 

例えば、打ち合わせの時に「玄関にニッチを付けてほしい」と営業マンにお願いしたとしましょう

 

もし、あなたと営業マンの間にコミュニケーション不足があると

 

営業マン:「わかりました。ニッチですね・・・」

といった時点で営業マンは ↓こんなニッチをイメージしているかもしれません

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あなた:「お願いします・・・」

と頼んだあなたは ↓こんなニッチをイメージしてお願いしています

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この時点でもうすでに伝わっていません

 「詳しく聞いてくれればよかったのに・・・」

 「ふつうニッチって言ったらこうでしょう・・・」

といったところで何も解決しません

 

つまり、あなたの常識、わたしの非常識」というわけです

 

コミュニケーション不足はそのほかにも・・・

営業マンと現場監督のあいだ、

現場監督と職人さんのあいだにも生じえます

 

「イメージを伝えきれていない」だけでなく、「忙しくて言い忘れた」

「言われたこと自体を忘れていた」ということはあり得ることです

 

もちろんあってほしくはないのですが

現実はしょっちゅう、どこの現場にもみられます

 

 ・色が違った

 ・大きさが違った

 ・イメージが違った

 ・頼んだものがついていない

 ・下地がなかった

 ・約束が違う

      などなど・・・

 

 

たとえ、一生懸命伝えて その通りに工事されたとしても

コミュニケーションがうまくいかないイライラしますよね

 

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楽しいはずの家づくりが・・・ 

そうならないためになにができるでしょうか?

 

対処する

 ・記録をとる

 ・イメージを絵で見せる

 ・現場に足を運ぶ

 

まずは記録を取ること

「打ち合わせ記録」をきっちり取る習慣を身につけましょう

 

営業マン・現場監督と打ち合わせしたことは、きちんと記録してもらい日付とお互いにサインしてそれぞれ写しを持つこと

図面に直接記入し、日付とサインをするでも良いかもしれません

これで「言った、言わない」をなくすことができます

 

さいしょに挙げたようにイメージが違うという問題をなくすには、絵で見せるのがいちばんです。

どういうイメージで言っているのかをネットや雑誌などの写真を切り抜きスクラップして、キッチンはこう、リビングはこうと部屋ごとにまとめておいてそれを写真で見せるなら共通のイメージが作れるでしょう

そのほうが家づくりも楽しくできますね

 

そして、現場に足を運ぶ

工事の時点できちんと反映されているかを確認すること

職人さんにさりげなく「~を頼んでたんですが、聞いていますか」と確認してみるとよいかもしれません

※注意!住宅会社によっては現場は立ち入り禁止になっているかもしれません。必ず現場監督か営業マンに確認してから入ってください

法律では、鍵の引き渡しがあるまでは現場は施工会社の持ち物です。しかも現場は危険がいっぱい無断で入ることだけはやめましょう!

 

 

      ≫≫その2.きっちり現場を管理する

      ≫≫その3.売り手も買い手もコミュニケーションスキルを身に着ける

     

 

【こんなところにも法律が・・・】消防法と火災報知器

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家づくりに消防法が関係している⁉

家づくりに関係している法律は、建築基準法だけではありません

消防法も関係しています

家づくりにおいては、例えば敷地と道路の関係や地域によっては外部の素材など、いろいろと関わってきます

そして・・・

この消防法により、平成18年(2006年)から火災報知器の取付けが義務付けられました

 

一般住宅に取り付ける火災報知器には種類あります

  ・煙を探知して火災を知らせる煙式(光電式)

  ・熱を探知して火災の発生を知らせる熱式(定温式)

 

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よっぽどの理由がない限りは、煙式の火災報知器を取り付けます

ただし、キッチンなど大量の湯気や煙がでる場所では熱式を使用します

 

逃げ遅れを防止するのが目的⁉

なぜ義務化されたのでしょうか?

簡単に言うと・・・

住宅火災の死因の約6割が「逃げ遅れ」なんだそうです

つまり「逃げ遅れ」を防止するのが目的です

しかもご存知のように、火災の恐ろしさは煙にあります

煙によって、呼吸ができなくなるだけでなく視界も妨げられ、結果「逃げ遅れる」という訳です

つまり火災から身を守るには・・・

「初期段階で火災に気づいて避難する時間を少しでも多く作ること」なんです!

 

 

どこに取り付けてもいいというわけではない⁉

どこに設置する必要があるのでしょうか?

一言でいうと・・・

「寝室」「階段」に設置する義務があります

 ・寝室は、主寝室だけでなくすべての寝室に必要です

   たとえば、子供部屋でも就寝に使用する部屋はすべて対象になります

 ・階段は、基本的に寝室がある階の階段室に設置します

 

詳しく言うともっと細かいルールがありますが、基本的にはこれだけです

ということは・・・

「キッチンへの設置は義務付けられていないの?」

実はそうなんです

しかし、多くの住宅会社が万が一のことを考えてキッチンに設置しているんです

 

これが、全国共通の取り決めと住宅会社の現状です

 

設置場所については、共通のきまりのほかに

各市町村火災予防条例で定められている場所にはすべて取り付ける必要があります

詳しくは、各市町村の所轄消防署でご確認ください

 

 

その他のルール

火災報知器は性能的にいうと、そんなに万能ではありません

天井に区切りがあったり、ちょっと柱が出っ張っていたりすると

感知しにくくなります

また、空調とか換気口の近くに設置したりすると誤作動を起こしたりすることもあります

それで、次のような設置の際の注意点も覚えておくとよいでしょう

 600mm以上の突出物がある場合は、感知範囲内であっても区画される

 ・壁からは600mm以上放して設置する

 ・空調からは1500mm以上放して設置する

 ・階段やエレベーターは一つの区画とみなし、階段は階ごとに設置する

 

 基本的には住宅会社がこうした点を考慮に入れて計画しますが

 豆知識として知っておくと、家族を安全に守れますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家づくりで失敗する人・しない人 ーその2

一生に一度の家づくり

「絶対に失敗はしたくない!」 そんな方のために・・・

 

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*家づくりで失敗する人=「自分は大丈夫」と思っている人

 

あなたの家は「欠陥住宅」⁉

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いよいよ引っ越しの日

    "新しい家の香り"

ワクワクして、荷物を運びます

 

部屋のカーテンを取り付けていると・・・

 

 バサッ!

 

レールごとカーテンが落ちてきた!

「えっ・・・」

欠陥住宅?」

 

「失敗しないために・・・」

では、“失敗”しないためにはどうすればよいのでしょうか?

 

欠陥住宅を防ぐ方法はそれほど難しくはありません

 

ただし、行なうのは大変・・・

 

欠陥住宅を防ぐ方法 

1.現場をきっちり管理する

☆自分の身は自分で守る! これが一番です

 

営業マン「うちは第三者の検査機関にお願いしているから大丈夫ですよ」

あなた「そうですか~。それなら安心・・・⁉」

 

それって本当に安心ですか?

 

考えてみてください・・・

  ・第三者の検査機関にお金を払っているのは誰ですか?

    もし住宅会社がお金を払っていたら・・・それはもはや業者と一緒

  ・第三者機関はきちんと現場を確認していますか?

    検査にどれくらいの時間を要しているでしょうか?

    ほとんどの場合、良くて10~20分くらいかもしれません

    それでほんとうに現場を確認できているのでしょうか?

 

現場に足を運び、自分の目で確かめることをお勧めします

「何を確かめたらいいの?」

そこが難しいんです

建築関係者じゃない限り、自分で確認するのは困難

 

予算に余裕があれば第三者検査機関自分で検査を依頼することができます

実際、建築士事務所が行なっていることが多いのですが・・・

 

でも費用がかかります

だいたいの目安として請負金額の10~20%で、

ロープライスで設定している会社でも40~60万円以上はかかるでしょう

あまり現実的ではないですね

 

そんな方に朗報です!

実は、簡単なチェック事項を収めた「現場チェックシート」を有料で販売しています

よかったらどうぞ・・・

 ※法律の問題もあるので、このブログ上では販売はしておりません

内容・金額等をお知りになりたい方は、直接お問い合わせフォームでお問い合わせください

《ご注意!》

それでも自分だけでチェックを行なうのは難しいと思うので、担当の現場監督さんに立ち会ってもらって一緒に一つ一つ説明してもらうとよいかもしれません

あいまいな返事が返ってきたら要注意!

そこは納得いくまで追求していくようにしましょう

これで食べているわけではないので「営業」はここまでとして・・・

 

 

*本題に戻ります

失敗しないための2つ目の方法は・・・

 

2.打合せの記録をしっかりとのこす

 

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  営業マン「もし今月中に契約してもらえるなら〇〇をサービスしますよ」

  あなた「え~。いいんですか。じゃあ、契約します!

出来上がってみると・・・

  あなた「あれっ、営業の〇〇さんにサービスで付けてくれるって言われたんです

      けど・・・

  現場監督「いや~、聞いてないですね~図面にも記載されていなかったですし」

  あなた「そんな~、絶対に言ってたんですけど・・・」

 

俗にいう「言った、言わないの争い」に発展しかねません

                ≫≫営業マンの甘い言葉に気を付けて!

 

言った言わないでもめたらほとんど負けです

 

サービスするしないの問題ならまだよいのですが・・・

「ここに下地をつけてほしい」とか「ここにエアコンの電源がほしい」、

「天井を高くしてって言ってたのに・・・」などの

出来上がってからでは直しようがないもの、工事がしにくいものに関して

きちんと打合せし記録するというのが大切です

(※文房具店・事務用品店に「打合記録簿」が売ってますのでそれを活用するだけでも十分効果はあると思います)

 

できれば・・・

それよりも前、契約の前に家の標準仕様や電源、仕上がりなど詳細まで確認することをお勧めいたします! 

         ≫≫その1参照

         ≫≫資金計画表(概算書)だけで契約して本当に大丈夫?

 

結論として・・・

これでもう「欠陥住宅で大変だー!」ということはないでしょう

 

つぎは「言った言わない」をどのように防げるかを具多的に考えましょう

 

つづきは「家づくりで失敗する人・しない人―その3」をご覧ください

      ≫≫その3.売り手も買い手もコミュニケーションスキルを身に着ける

      ≫≫その1

     

 

「さいごまで読んでくださりありがとうございました!」