家づくり応援!ブログ

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【初めての家づくり】脱!住宅トラブル ーその1

一生に一度の家づくり

「絶対に失敗はしたくない!」 そんな方のために・・・

 

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住宅トラブルに遭う人=「自分は大丈夫」と思っている人

 

そもそも「住宅トラブル」とは・・・

家づくりにおいて、何が“失敗”となるのでしょうか?

それは自分が「失敗した・・・」とおもったら、それはきっと「失敗」なんでしょう。

 

でも、「住宅トラブル」は違います!

自分が失敗だったと思わずして「トラブル」に巻き込まれるケースは少なくありません。

 

「住宅トラブル」の中で一番多いのはどんなトラブルだと思いますか?

 

「欠陥住宅!」と思った方が多いかもしれません。

でも・・・違います。

確かに「欠陥住宅」はトラブルの中では大きなトラブルかもしれませんが、数で言ったら全体の数パーセントでしょう。

 

ほとんどの方が「知らず知らずに」もしくは「泣き寝入り」している「住宅トラブル」があります。

「トラブル」ということを認めたくないかもしれません。

 

では、今日は「トラブル」をテーマに以下の点を考えましょう。

  • 契約時のトラブルに対処する
  • 事前にFPに相談する
  • 契約は慎重にする
  • 信頼できる専門家に相談する

項目からわかるようにポイントは「相談」です。

では、これからひとつひとつ考えていきましょう!

 

欠陥住宅ではなく、ほとんどの人が知らず知らずに遭う「住宅トラブル」とはなんでしょうか?

「トラブル」ということを認めたくない「トラブル」・・・。

 

 

そのトラブルとは・・・

契約トラブル」です。

 

絶対に避けたい「契約トラブル」

わたしの知人は、ある住宅会社とこんな「契約トラブル」を引き起こしました。

 

ケース①「仮契約」のわな

営業マン:「とりあえず今日 仮契約していただければ、〇〇キャンペーンが適用になりますのでお願いします。仮契約ですから・・・」

お客様:「(仮契約かぁ・・・)じゃあ、とりあえず仮契約で。」

~ 後日、確認してみると ~

わたし:「工事請負契約書って書いてありますよ。これ仮契約でなくて本契約になってます。約款もついてますし、条項をみると契約解除に請負契約の20%ってなってます・・・」

 

※この方は、わたしが弁護士を紹介して、少額で契約解除ができました。

 

よくよく考えると・・・

契約するのに「仮契約」ってないですよね。

「申込み」とか「予約」っていうのであればわかりますが・・・。

そもそも契約するのに「仮」ってなんですか?

 

 

ケース②「追加、追加で吊り上げトラブル」(ちなみにケース①と同じ人ではありません)

・キッチンなどの写真付きの仕様書を、標準仕様で契約した方の話

営業マン:「そろそろ内装のクロスを決めたいのですが・・・。この見本からえらんでください。」

~見本は量産クロスの見本帳で、白っぽいクロスしかありません~

営業マン:「こういうクロスもあるんですがいかがですか?こちらは追加になるのですが、お客さんのくる客間とリビングだけ変えるだけでもイメージが豪華になりますよ。」

施主:「本当ですね。どれくらい追加になりますか?」

営業マン:「㎡あたり1500円の追加なので、リビングと客間で20万くらいです。」

施主:「(え~結構ちがうもんだな~。ま~しょうがないか)。わかりました。じゃあお願いします。」

 

といった感じで「ドア」も追加・・・

「キッチン」「洗面」「トイレ」「外壁」も・・・

営業マン:「標準には〇〇はついていないんですよ~。いかがします?」

気が付くと、合計で500万~600万円くらいは軽く追加になります。

でも大抵の人は、「ま~しょうがないか」とか「やっぱりそのくらいかかるんだな~」と泣き寝入りしてしまいます。

 

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展示場を見学に行って、

「この建物とまったく同じにしたら、どれくらいですか?」と聞いた時に

「正直に言うと、うちは少し高いのですが、だいたいこれで坪65万円くらいです」

なんて営業マンが言ったら、それはウソです!信じないように!

展示場に出店しているメーカーさんの平均坪単価はだいたい85万~100万円です。

 

大手メーカーさんで契約後に、追加追加で約1,000万円かかったという人をわたしは知っています。(実はうちの叔父なのですが…情けない…)

 

元大手メーカーの営業マンであった友人は、

「相手がいくら借り入れできるかしれたら、ほぼほぼ落とせるよ」

と言っていました。

「どうやって聞くの?」とわたしが聞いたら、

「手続きとか複雑で時間もとられるので、ローンの審査が通るかどうかわたしが手続きしてみますよ。って言えば、みんな「ありがたい」って感謝してくれるよ」

だそうです。

いっけん親切そうな言葉もこうやって聞くと怖いですね。

 

 

それはさておき

では、どう対処すればよいのでしょう?

 

FPに相談してみる

家づくりを計画の際は、事前にきちんとFP(ファイナンシャルプランナー)さんやLP(ライフプランナー)さんに相談しましょう。

 

結構、「ファイナンシャルプランナーに相談なんて、お金持ちのすることじゃないの?」と思われがちですが、実は、FPさんは、身近で気軽に相談できる存在なんですよ。

家計の節約術なんかも教えてくれる頼もしい味方なんです。

身近にFPさんがいれば、その方に相談してみるのが一番です。

例えば、みなさんの入っている生命保険会社の担当者。

普段意識してないかもしれませんが、実はFPさんだったということがあります。

 

身近にFPさんがいなければ、こういうところがあります↓

保険マンモス

 ↑ 例えば、このサイトはFPさんの相談が無料でわたしも気に入っています!

 

実績のあるプロのFP集団です。

ポイントは、無料サービスにありがちな”強引な保険営業は一切しないこと。

万が一しつこい勧誘があった場合には、イエローカード制を導入しているので安心してご利用できると思います。

 

東京、埼玉、神奈川、千葉在住の方はここも人気があるみたいです↓

【住まいの扉】

 4県在住の方に限定されていますが、ここも相談は無料です。

 

 

家づくりの計画段階で、FPさんに相談する

 

  

 

契約は慎重に行なう

加えて、契約は慎重に行なうようにしましょう。

基本中の基本、基本の "キ" です!

決して営業マンのあまい誘惑に騙されないように!

先ほどの話しのように「わたしが手続しますよ」は親切ではなく、罠だということを忘れないようにしましょう。 

簡単に500万~1000万はあがりますよ

「自分は大丈夫。」

「そんなの契約違反じゃないか!」

 

何を言っても 実際に上がります・・・

 

ほかの記事にもUPしたのですが、もう一度大手住宅メーカーの平均坪単価を載せます。実際に公表されている金額です。

こんな感じです。

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 「住宅産業新聞」で公表されているデータをもとに計算してみました

 

「こんなに高いの?」と思われたでしょうか?

これが事実です。

でもだからと言って・・・

  あなた:「坪単価どれくらいですか?もちろん高いですよね~」

  営業マン:「えぇ。坪だいたい90万円くらいですかね~」

なんて営業マンはいません。 

 

そんなこと言ったら・・・

「うちは無理だ」と思って帰るでしょう。

残念ながら営業マンが正直に営業したら家は売れません。

 

しかも上記の坪単価だけでは家は建ちません。

このほかに「諸経費」「土地代」がかかります。   

なので、営業マンにどんなにいいことを言われても鵜呑みにしないでください。

データをみると年々、家の価格が高くなっていることもわかります。

 

だから慎重に契約するんです。

対処方法:契約までの流れを把握し、慎重に契約する

 

 

 慎重に契約するにあたって、「契約までの流れ」を確認しておくことは良いことです。

そこに「契約後に金額を上げる仕組み」があるんです。

 

《金額が上がる仕組み》

どの住宅会社も交渉が進んでいくとスケジュール表を受け取ります。

もしすでにスケジュールをお持ちでしたら、ぜひ比較してみてください。

まだでしたら、スケジュールをもらってみてください。

こんなふうになっていませんか?

 

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上のスケジュールは実際に某大手ハウスメーカーさんやローコストさんのスケジュール表をもとに作成したものです

 

「これのどこが問題なの?」

 そう思われたあなた。危険ですよ!

 

一見普通のスケジュールに見えますが・・・

ポイントは、どの時点で「契約を行なうか」という点です。

 

このスケジュールでいくと・・・

・あなたは「だいたいのプラン」「概算書」をもらった時点で「本契約」することになります

契約後に最終プランを決定」して、「最終の仕様の打ち合わせ」をします。

・使用が決まったら「本当の見積書」が出てきて、すぐに「融資申込み」です。

プランが変わって、仕様も変われば、そりゃ金額も上がります。

 

しかも標準仕様は必要最低限に設定されていて、ほとんどがオプション設定。

オプション金額はもともと高く設定されていますので、追加すればするほど高くなります。

そもそも概算書で契約したので、あなたは何が「標準」で何が「オプション」なのかもわからない状態・・・

もうどうしようもありません。

上げるだけ上げたらすぐ「融資の申込み」

 

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   あなた:「うちはそんなに払えないですよ」

   営業マン:「いや、大丈夫ですよ。仮り審査通ってますから」

   あなた:「いや、そういうことじゃなくて・・・」

 

いま考えてみると・・・

はじめてヒヤリングされた時・・・

   営業マン:「土地と建物でだいたい3500万くらいですかね~」

   あなた:「そんなに借りれるかな~。うちはどれくらい借りれるんだろう?」

   営業マン:「もしよかったらうちで仮審査通して差し上げましょうか?

        自分でやるといろいろと手続き面倒ですから・・・」

   あなた:(なんて親切な人なんだろう…助かる~)お願いしてもいいですか?」

 

わたしの元営業マンの友人の話し・・・思い出しましたか?

 

【勘違い】営業マンの親切お仕事

 

 

結論として・・・

「プラン」と「仕様」をじっくりと打合せして、きちんとした見積りが出た時点で「本契約」を交わしましょう!

逆にそれができる住宅会社とお付き合いするのはいかがでしょうか?

できれば、明細見積書を出してもらうようにしましょう!

「明細見積書」をもらってもほとんどの人が見方が分からず、面倒くさく感じます。

そんな時は「専門家」に聞けばいいんです!

家づくりには、専門家のアドバイスがどうしても必要不可欠です。

住宅会社を決める前に、まずは「家づくりの味方」を探してみてはいかがですか? 

住宅本舗

 

 

人生で一番大きな買い物をするのに概算書で契約するなんてありえない

 《余談》

例えば、新車を購入するとき、みなさんはどうしていますか?

まず、ディーラーに行って目的の車を見学します。

 実際に座席に座ってみたり、カタログでスペックを調べて・・・

次に何をしますか?

グレードを決めて、色やオプションを決めて、見積もりを出してもらいます。

見積書の中には、頼んだオプション費用、購入時にかかる税金や他の費用なども含まれています。

つまり、「乗り出し価格」が記されていますね。

そして、少しの値引きやサービスをしてもらって、納得ができたら契約ということになるでしょう。

契約後に金額が上がることはありません!

何も決めずに「まずは契約」ということもありません!

 

家づくりも同じように考えるべきではないでしょうか?

    

 

 わたしは、「住宅のトラブル」を少しでも世の中からなくしたいと思っています。

代々続く大工の家に生まれ、生まれてからず~っと建築に携わってきました。

ほんとうは家づくりは最後まで楽しいものなんです!

もちろんメンテナンスは必要ですが、住み続ければ「愛着」もわきます。

「愛着」がわけば、大事に使います。

大事に使えば、長持ちします。

お子さんに自慢できる家づくりを!

 

と、熱く語ったところで、お開きにしたいと思います。

絶対に「トラブル」に遭わないようにしてくださいね。