【どうする?どっちが得?】大規模改修 VS 新築建替え
「この家、建て替えるにはもったいないし・・・」
「でも、改装で本当に大丈夫かな~」
「建て替え」か、「改築」か、実際、悩むところですね
「大規模改修」と「新築建替え」それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう
大規模改修のメリット
金額を多少抑えることができる
築年数やどれくらいの改装をするかでも変わりますが、
「大規模改修」の相場はだいたい1000万円~2000万円というところでしょう
外部は外装を変えて屋根を塗り替え…
内部は床の張り替えと断熱材の充填、内装もキレイにし、水廻りをすべて変えます
あっという間に1000万円は軽く超えるでしょう
でも・・・
新築に比べれば安いほうです
思い入れのある家を壊さず残せる
「一生懸命に建てた家を壊すのはやめて!」
なんて親に言われたら…
困っちゃいますね
やはり愛着のある住み慣れた家を壊さずに済むというのは大きなメリットといえるでしょう
リノベーションして・・・
たとえ間取りや雰囲気が全く変わったとしてもやっぱり落ち着くものです
これには、物や音と一緒に思い出などが記憶される人間の脳の造りが関係しているとかないとか・・・
専門的なことはよくわかりませんが、物を大事にするのも大切ですね
工期が短くて済む
新築と比べて工期は断然短くなります
新築だと約6か月ほどかかる工程に対し、大規模改修はせいぜい1~2ヵ月というところでしょう
そう考えると
ストレスや疲れが少なくて済むというのは利点ですね
では今度は 新築建て替えにはどんなメリットがあるでしょうか
考えてみましょう!
新築建て替えのメリット
何といっても新築。すべてが新しい
改装やリフォームと違い、見えるところ触るところ "すべてが新しい″ というのが大きなポイントといえるでしょう
改装工事はどうしても古い部分が残ってしまいますから、それが気になる方はやはり新築建て替えをお勧めします
自分の思い道理の間取りで生活できる
つまり、家の間取りに自分の生活を合わせるのか、
それとも、自分の生活に間取りを合わせるのか
大きな違いがあります
新築すれば家事動線なども入念に計画できます
これは新築のメリットと言えますね
快適さ
10年前の家と今の家を比べても明らかに設備や建材のレベルが上がっています
例えば断熱材を一つとっても・・・
昔はグラスウールと言えば、湿気で「腐る」とか「隙間風」があるとか「寒い」そういうイメージがあり、ある意味それは事実だったかもしれません
でも今のグラスウールは高性能。きちんと施工すれば断熱性のははるかに高いと言えます。そのほかにもロックウール、セルローズファイバー、ウレタン、スタイロフォームなど(もちろんそれぞれ一長一短がありますが…)性能の高い商品を選ぶことができます。
それが、屋根から基礎に至るまで性能に違いがあります。
快適に住むための換気や設備機器の進歩にはめまぐるしいものがあります
それも新築のメリットと言えるでしょう
以上、みなさんにとってはどちらのメリットに魅力を感じるでしょうか?
魅力を感じたほうがあなたにとっての勝者ということになるでしょう
建物の寿命
それからもう一つ
改装か建て替えかを選ぶうえで大切な要素として、建物の寿命があります
木造の場合、建物の寿命は30年~50年と言われています
≫≫詳しくは「建物の寿命とは?」を参照
では、自分の家が築何年の建物かを調べて、平均寿命から引いてみましょう
例えば、築20年の家を改装するために1500万円かかるとしたら・・・
だいたい残り約20年住むために1500万円をかけるということになります
建て替えで約40年住むための費用がもし2500万円だとしたら・・・
もし3000万円だとしたら・・・
どちらにメリットがあるかはそれぞれの家庭により異なります
よく考えて決定するとよいでしょう